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目次
作業の流れサマリー
1. 準備作業
1.1 システムオーナーの指定
- システムオーナー内線を準備し、内線番号とパスワードを控える 。
- システムオーナー内線を使用してWebクライアント画面からログインできることを確認する 。
1.2 システムおよびネットワーク要件の確認
- 最低2vCPU、2GB以上のRAM、5GB以上のディスク空き容量を確認 。
- Split DNSが構成されていることを確認し、FQDNで3CXへアクセス可能なことを確認 。
1.3 ピックアップグループに関する設定変更
- ピックアップグループを使用している場合は、V20アップデート後にView設定から対象のDepartmentに対し”Calls”、”Operations”の設定を行います。
1.4 現在の設定のバックアップ
- 3CX管理画面からバックアップを取得し、ローカルストレージに保存 。
- 基盤環境側でスナップショットを取得可能な場合、スナップショットを取得 。
1.5 グローバル設定/SIPトランク設定/インバウンド設定を控える
- アップデート前に現在の営業時間設定・休日設定や転送先設定を確認し控える 。
V18では回線や番号に対して営業時間判定と、判定後の転送先が設定されています。
V20では着信個所(IVR/コールキュー/着信グループ)で転送先を設定するため、V18のSIPトランクやインバウンドルールに設定してある営業時間設定や転送先をアップデート前に控え、V20へアップデート後、IVR/コールキュー/着信グループへ設定する必要があります。
1.6 スケジュールレポートの設定を控える
- アップデート前に現在のスケジュールレポートの設定を確認し控える 。
V20アップデートの過程で既存の生成済みレポート、スケジュールレポートの設定がクリアされます。
V20ではレポート条件を指定し、レポートの生成条件を保存する形式になります。
生成済みのレポートを保存する形式ではなく、データベースに保存されている通話記録から、生成条件に合致したレポートを実行時に表示します。
2. アップデート
2.1 アップデートの実行
- V20へのアップデートを実施する 。
3. アップデート後の作業
3.1 システムオーナー内線の確認
- V20アップデート後にシステムオーナー内線を使用してログイン 。
3.2 営業時間および休日設定の確認・更新
- キュー/IVR/着信グループをDepartmentに所属させ、営業時間や休日設定を再設定 する。
3.3 スケジュールレポートの設定
- スケジュールレポートの生成条件を設定します。
3.4 ピックアップグループの確認と設定
- ピックアップグループの運用を行っている場合、View設定でピックアップ対象となるDepartmentの調整を行います。
3.5 備考・HA環境の場合
- 3CX PBXをHA環境で運用されている場合の適用手順を記載します。